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 このネタを思いついたのは、かれこれ3~4年前のことです。

 当時、新しいパソコンを買おうとして週刊アスキーなどを読んでいた私は、いろいろと検討した結果、Dellのパソコンを買うことにしました。


 

 正直に言いまして、「じつは日本メーカーのを買いたかった」のです。たとえ中身は外国で作っていても、日本メーカー製のものを買いたかった。

 ところが、どのメーカーが出している物を見ても、Dellにスペック的にも価格的にも負けますし、それを補うほどのデザイン性もないわけで、結局どう考えてもDellがベストな選択だと思うようになりました。

 どういう経緯でこのパソコンができ、Dellがこんなに成長できたのか。私は、日経ビジネス人文庫で出ている「デルの革命 『ダイレクト』戦略で産業を変える」を読むことにしました。

 日本のパソコンメーカーは、従来どおりに「売れる」と見積もった量を工場で生産し、小売店で流通させています。

 ところが、Dell社のようなダイレクトモデルは違います。

 ダイレクトモデルとは、消費者から直接注文を受けたあとに製品を製造し、直接、消費者のもとへ出荷するというビジネスモデルなのです。しかも、消費者は自分の好きなスペックのものを注文し、受け取ることが出来る。


「こりゃ、すごいことを思いついたねえ、デルさん!!!」

 これならば会社は不必要な在庫を持つ必要も無く(特にコンピュータ部品はすぐに値が下がってしまう、ナマモノです)、消費者も自分の好みのパソコンが「その時点で」もっとも安く買える、という究極のビジネスモデルである、ということですね。


 Dell社は、このビジネスモデルのおかげで、世界一のパソコンメーカーになれたわけです。

 もちろん、それを思いついただけではなく、その仕組みを運営するSCM(サプライチェーンマネジメント)や、関係する部品会社との連携ができてこそ、はじめてできるものなのです。この大規模な「仕組み」を構築できたからこそ、DellはIBMや日本メーカーを抜き去ることができました。
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