美術館の中をストリートビューで見られる
「グーグルアートプロジェクト」。まるで、美術館のの中を実際に歩いているように見ることが出来ます。
「Art Project powered by Google」というのが正式名称らしいのですが、美術館だけではなくて、所蔵作品を高精細な画像で見ることもできます。
色々な作品がアップされているので、見るのがとても楽しいですね。
今回は、「炎の画家」フィンセント・ファン・ゴッホの作品を探してみたいと思います。
過去記事
「グーグルアートプロジェクトで見られる日本美術! 」<また見つけた>グーグルアートプロジェクトで見られる日本美術!
1.The Starry Night「星月夜」今回の「アートプロジェクト」でも目玉になっている、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の至宝、星月夜です。
この作品は、特に高精細な画像がアップされているので、本当に細かい部分まで、ハッキリ見ることが出来ます。
絵の具の盛り上がりや、ひび割れ、欠けているところまで。
ここまで拡大できるとなると、もしかすると美術館に行って虫眼鏡で見るよりも細かい部分が見られるかもしれませんね。
ニューヨーク近代美術館の所蔵作品としては、他にも郵便配達人の友人を描いた
2.Portrait of Joseph Roulin「ジョゼフ・ルーランの肖像」が収録されています。
こちらは、「星月夜」のような絵の具のうねりはなく、比較的表面が平面的なのですが、カンバスの織り目まで、しっかり見られます。
3.Les Vessenots à Auvers「オーベールのレ・ベスノ」マドリッドのティッセン=ボルネミッサ美術館 (Museo Thyssen Bornemisza) に所蔵されている作品で、オーベールの風景を描いた作品です。あんまり遠近感が感じられない構図なのですが、手前の花を表した点々とついた絵の具と、後背の家々の間に距離感がが感じられますね。(題名は試訳です)
4.Wheat Field with Cypresses「麦畑と糸杉」メトロポリタン美術館の所蔵作品です。
この絵は素晴らしいですね。
空を渡る風のうねり、空気感。麦が匂い立つような生命感。
マチエールまで、じっくり見られます。
こんな、画集でも見られないような画像が無料で見られるなんて!
メットは他にもゴッホ作品を持っているので、今後の追加を期待しています。
実は、これで全部。
えっ?少ないって?
今回の参加美術館には「ゴッホ美術館」が入っているのです。
ゴッホ作品は、そこだけで30枚もあります。
そう。ここでご紹介したのは、それ以外のゴッホ作品なのです。
ゴッホ美術館の収蔵作品は、また次の機会にご案内します!
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