美術館の中をストリートビューで見られる
「グーグルアートプロジェクト」。まるで、美術館のの中を実際に歩いているように見ることが出来ます。
実際に、美術館の中を歩き回り、印が入っている絵をクリックすると、その作品だけを拡大してみることも出来ます。
「Art Project powered by Google」というのが正式名称らしいのですが、なかなか面白い企画ですね。
今回は、「炎の画家」フィンセント・ファン・ゴッホの作品を多数収蔵しているオランダの「ゴッホ美術館」の中から探してみたいと思います。
本ブログの「グーグルアートプロジェクト」関連の過去記事は、
こちらまでそれでは、さっそくご覧くさい!
1.The bedroom「ファンゴッホの寝室」同じ構図の作品がシカゴ美術館とオルセー美術館にも展示されておりますが、こちらは第1バージョンと言われているようです。「アルルの寝室」という名前にもなっておりますね。
今、福岡の九州国立博物館で開催されているゴッホ展にも出品されています!
どちらかと言えば、ゴッホ美術館の作品のほうが「でろん」とした質感と色使いなので、シカゴ美術館の作品の方が好きなんですけど・・・。
2.Along the Seine「セーヌの川辺」パリのセーヌ川沿いの道を歩く、一人の男。白い道と青い空、緑の街路樹で描かれたシンプルな作品です。
3.Basket of pansies on a small table「小さなテーブル上のバスケットに入ったパンジー」ちょっと暗い色調のパンジーの絵です。いかにもゴッホ、という感じの絵ではないですけど。
4.Bridge in the rain (after Hiroshige)「日本趣味・雨の大橋」これは、歌川広重の「名所江戸百景 雨の大橋」をゴッホが模写した作品です。この周囲に「大黒屋錦木」など、他の浮世絵から引用した漢字が散りばめられているのも、しっかりと映しだされています。
拡大してみると、細かい色の違いも、しっかりモニター上で確認できました。
5.Café table with absinth「カフェのテーブルとアブサン」当時、安いアルコールの代名詞だった「アブサン」。ゴッホが中毒になるほど飲んでいたという話は有名ですが、一時期は製造が禁止されていました。今では流通しているみたいですが。
なみなみとグラスに注がれたアブサンと瓶。窓の外には、普通に歩いている人々。私は、カフェの窓ガラスで隔てられた、ゴッホの疎外感とアブサンへの「奇妙な友情」が感じられました
6.Farmhouse in a wheat field「麦畑の中の農家」沿道に植えられた木と畑の中に建つ農家。静かな田園地帯の光景が描かれています。
7.Field with flowers near Arles「アルル近郊の花畑」遠景には街が、手前にアイリスが咲き乱れるアルル近郊の風景画です。ゴッホっぽい描き方ですね。
8.Fishing boats on the beach at Les Saintes-Maries-de-la-Mer「サント=マリー=ド=ラ=メールの浜の漁船」南仏プロバンス・アルルにある街、「サント=マリー=ド=ラ=メール」の光景を描いた作品です。
9.Flowering plum tree (after Hiroshige)「日本趣味・花咲く梅の木」こちらも。歌川広重の浮世絵「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」をゴッホが模写した作品です。拡大してみると、細かい色使いの、ひとつひとつがゴッホっぽいですね。
10.Garden in Montmarte with lovers「モンマルトルの庭園と恋人たち」点描的に描かれた木々や人物を拡大できるので、全景とディティールを行ったり来たりして見るのが良いかもしれません。
うう・・・。10個集めるのも、結構大変ですね。
続きは、また今度!
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